2015年1月13日火曜日

2014 日本語ラップ年間ベスト•音楽駄話 後編「その他の話」

続いては後編。

MOMENTの近況の話や、アルバム論、韓国と日本のシーンの比較、
今後の日本語ラップシーン等について語ってます。


Today's Moment

Cyder「でも、今日久しぶりにMOMENTに会って思ったのが、『だいぶ呪縛から解き放たれたのかな...』という笑 人間らしさを取り戻しててホッとした」
MOMENT「笑」
Cyder「別にFightclubの動きは好きだったんだけど、大変そうだったから」
afro108「俺は、MOMENTの『仰ってる通り』が怖かったけどね」

Cyder「やっぱり、いろんな、こう、気持ちの浮き沈みがあるんじゃないですか...」
afro108「というより、文鮮明、Joel Osteenと、yanatakeさんを並べてくるのが凄いな、という笑」
MOMENT「そうですかね?笑」
afro108「正論の話やと思うんだけど、その並びが、面白いな〜と思って。そこに俺は狂気を感じんねん笑
Cyder「狂気笑 で、今度のアルバムはどんな感じのトーンになりそうなの?」
MOMENT「トーンはないです。ほんまにバラバラで、統一性なしでやりましょうって」
afro108「へえ。あと、ジャケもめちゃめちゃ可愛かったね」

Cyder「あれは誰にやってもらったの?」
MOMENT「あれは、一応自分で描いたやつを綺麗にしてもらう形で」
afro108「そうなんや」
Cyder「猫のやつだよね」
MOMENT「『自殺』がコンセプトなんですよ
Cyder「結局病んでるね...」
afro108「まあ、メタファーとしてのね笑」
MOMENT「今回は、本当に一貫性なしでやろうという話で。それは、次のアルバムでやるつもり。元々、EPになる予定だったものを、もう少し頑張ってアルバムの形にした、っていう」
Cyder「その、コンセプトものっていうのは、昔飲みながら話した...」
MOMENT「そう。あれは、Kendrickとか、Jinmenusagi君みたいに、ひとつの映画みたいな語り方をするつもりだから、今回のアルバムは、逆にバラバラにしようっていう」
afro108「逆にね。Jinmenusagiのやつは、凄い映画っぽいよね」
Cyder「映画っぽいですね」
MOMENT「彼もそうだし、僕もそうだけど、Kendrick syndromeから抜けられないっていう笑」

afro108「みんな抜けられへんよね。こないだのJ.coleのアルバムもモロそんな感じ」
MOMENT「今回のアルバムは、そういう匂いを出さないようにするのがテーマですね」



What's a "GOOD ALBUM"?

Cyder「でも、どうなんですかね。今、アルバムで聴く人って全然いないわけで」
afro108「そうやね」
Cyder「物凄い減ってる。僕らの音楽好きの後輩とかでも、iTunesで気に入った数曲だけ買う、みたいな」
afro108「多いよね」
Cyder「そういう世代も多い中で、「アルバム通して聴くと...」ってのが、どこまで意味を持つのか?っていう」
afro108「なるほどね」
Cyder「僕も、音楽を聴く時間は、会社帰りの電車の20分とかで。その時にアルバム通しては聞かないし、休日に散歩してる時ぐらいしか通して聞けてない。」
afro108「確かにね。そういう聞き方の人には、一曲が凄い売れたほうが、アピールできるよね」
Cyder「『良いシングルがいっぱい入ってるアルバム』と、『良いアルバム』。そこらへんの違いって、今日の話にもつながってくると思うんですけど」
MOMENT「僕も、DJ SOULJAHのアルバムも、Jinmenusagi君と、SALUのやつだけ買いました」

afro108「そうやなー。スターいっぱいだけど、DJ SOULJAHのアルバムに俺が触手伸びないのは、俺がアルバム幻想を抱いてるからかな。あのアルバムも、曲として、一個一個すごい好きだし。KOHHとMARIAのやつとかもヤバいんだけど。アルバムとして意味がなさそうな感じに見えてしまう」
Cyder「『意味がなさそうな感じ』。そのニュアンスはわかりますね」(*)
afro108「でも、そんなこと言ってんのオジさんだけと思うで
MOMENT「いや、物語好き、映画好きなんですよ笑」
afro108「そうそう!笑 やっぱり、物語好きやん、日本人って」
Cyder「そうっすね。物語はやっぱり大事ですよね。前フリがしっかりあったほうが、最終的に到達するカタルシスは大きい。でも、今は多数派にはなり得ないのかもしれませんね」
afro108「そうなんだよね。金稼ごうとすると、『アルバム』ってそんな意味ないかもね」
Cyder「作り手としても『そんなんわかってくれるのかな?』っていう猜疑心もあるだろうし。『シングルっぽいキャッチーな曲いっぱい入れといたほうが良いんじゃないか』当然そう思うだろうしね」
afro108「そこは、プライドのせめぎ合いなんやろうね」
Cyder「というのを、MOMENTの話を聞いてて思ったなあ」
afro108「なるほどね」
Cyder「その一方で、何年も経った後聴くアルバムって、『良いシングルがいっぱい入ってるアルバム』だったりするような気も...どうすか?」
afro108「『良いアルバム』に関しては、タイミングとかさ、年齢もあるんちゃう?19歳の時に聴いてたものを、今聞いても、もうマインドが違うやん。もう俺らも学生マインドじゃないし。その時々で、聴く気持ちが違うから。だから、俺はそもそも過去のアルバムをめっちゃ聴いたりとかはないかな。それか、超過去。KICK THE CAN CREWとか、RHYMESTER初期とか。この間、R25で、超過去の曲を聴いて、それらに紐付いた色んなことを思い出して、泣きそうになった笑
Cyder「『良いアルバム』の条件としては、あとは『尺』ですね」
afro108「尺ね」
Cyder「RHYMESTERで言うと、『POP LIFE』が構成として凄いと思ってて。一枚かけて「物語」をやると、どうしても冗長になってしまいがちなんだけど、短く、ちゃんとカタルシスをグッと生んでて」
afro108「アルバムの尺ね。50分ぐらいの流行ってるよね、今。昔みたいな、70分ぐらいのアルバム、あんまないよね。『CD-Rにギリギリ焼ける』みたいな」
Cyder「そういう意味で、MOMENTのSeasonシリーズは、結構短いのが良い。FREE DLをする側は、そんなに力を入れて聴くモードで来てないから。短い方がリスナーフレンドリーかな、という気はしますけどね」

(*)Cyder後記:若干DJ SOULJAHのアルバムを悪く言ってしまったんですが、後から考えてみると、「物語」に偏重すると、アルバムにおいて「語り部」たり得ない「DJが出すアルバム」の意味ってなんだ?っていう話にもなるな、と。そこで出るひとつの確からしい答えは、「そのDJにしか出来ない掛け合わせの妙」だと思うわけで。そういう意味で、氏のアルバムでは、SALUとJinmenusagiをぶつけたりしてるし、「DJが出すアルバム」の要求には十二分に応えているのかもしれません。


How to promote?

afro108「まぁ、色々出てましたね、今年も」
Cyder「ニュースターって言う意味だと、結局KOHHしかいなかったのかな、と」
afro108「あと、Jinmenusagiとかもね」
Cyder「Jinmenusagiはニュースターに入れると怒られそうだけど笑」
MOMENT「Jinmenusagi君は、もっと知られて欲しかったかな」
afro108「俺は知らんかったから、本当に不勉強で申し訳ないな、と思ったわ」
Cyder「彼に関しては、もっとプロモーションにお金をかけないと勿体無い。『業放草』も、PVらしいPVあるのかな?みたいな」
afro108「yanatakeさんはめっちゃ推してたけどね」
MOMENT「ちょっと前に、『やれ』でPV出てましたよ」
Cyder「そうなの?知らんかった笑」
MOMENT「これからどうなるかは、わかりませんけど、インディーのああいう状況の中で、作品が良くてもプロモーションには限界があるんだな、と思いましたね。メディアの役割を果たす人がどんだけプッシュしてくれても、もっと広い層には行けない」
Cyder「『事前に』PVとかで期待値を煽って、初めて成立する、時代を代表するクラシックっていうのもありますからね。AKLOの『The Package』とか」

afro108「種まきをしてね」
Cyder「待ち望まれるように...笑 そういう意味で、ANARCHYの『NEW YANKEE』があんまり年間ベストに入ってないのはちょっと残念。種のまき方はほぼ完璧だったのに、誰しもが推す今年の1枚にはなれなかった」

afro108「良かったやん、俺結構好きやで」
Cyder「でも、ベストに入ってないんですよ」
afro108「いや、俺らが良いって言わなくても、俺らみたいなこういうややこしい人らに好かれるより、EXILEと並行でANARCHY聴く人の方がよっぽど大切なんだって
Cyder「そんな人いますかね?」
afro108「そういう人が増えればいいな、っていう」
Cyder「そうっすね...」
afro108「でも、自分でセルフプロモーションするのも限界あるよね。ちょっと、こっ恥ずかしいしね。自作自演感あるやん」
Cyder「Ken The 390ぐらい頭がキレたら別ですけどね」



Korean Hiphop Scean

afro108「そういう現状と、韓国のシーンを比べると、色々考えるよね。韓国では、イケイケどんどんのラッパーが一番売れてる。AKLOが一番売れてるみたいな」
MOMENT「そうですね。DOK2とか」

afro108「そうそう。だって、Diploとやったり、Skrillexとやってる奴もいたり。勿論PSYとかもいる」
MOMENT「いや、日本が一番いいです」
afro108「向こうにもなんか問題あるの?」
MOMENT「いや、政治的立場上こういう 笑
afro108「笑 でも、韓国はパイが大きいやん」
MOMENT「パイはそこまで変わらないと思いますけど。韓国は、K-Popと繋がってるから大きく見えるんじゃないですか」
Cyder「ラッパーにも水が流れるようになってるわけだ」
afro108「なるほどね。でも、韓国のシーンは、『アイドルがやばいラップする』、っていう、SKY-HI的なのを先にやってた感じが良かったのかもね。BIG BANGとかも、アルバム聴いたらギョッとするような曲やってる。でも、『アイドルとして』BIG BANGを好きな日本人も、LIVEではその曲でめっちゃ盛り上がる、みたいな。そういう風土もあるのに、AKLO的なものは現状ウケてない。もっとアイドルみたいな人が出てこないとダメなのかもね。ジャニーズ的な。まずは、ルックスからでもいいからさ」

Cyder「ルックスといえば、あれは、韓国ではカッコイイことになってるんですか?」
MOMENT「なってますね」
afro108「当然なってるよ。東京ドームとかでツアーやってんねんで?考えられへん」
Cyder「なるほど。でも、カッコイイことはカッコイイけど...、差をつけたのは、結局、広告代理店のレベルの違いかな、とも思うんですよね」
afro108「どうかな?笑」
Cyder「プロモーション力というか」
afro108「あと、韓国は売れてから置きに行かないよね。大体みんな置きに行くから」
Cyder「それが、日本の広告代理店のクソな所だと思うんですよ」
afro108「それはミュージシャンもそう。Hilcrhymeも、一回売れようと思ったら、あのやり方しかなかったわけで。俺はそれが悲しい」

Cyder「この前、Mステ見てたら、死にたくなって。4時間スペシャルやってたんですけど、高校の頃見てた面子と、変わってないんですよ。それって、結局『テレビスター』ってテレビが育てないと育つわけない、って話で。事務所が金持ってるアイドルとかばっかり出てて『CDが売れません』『スターがいない』って。そりゃそうだよ、っていう。Blastかったり、ロキノン買ったりする高校生って、所詮少数派じゃないですか。ジリ貧な感が凄かった。テレビ局が、もっとミュージシャンをフックアップしてくれないと、っていう。」



Japanese Hiphop's Future

afro108「確かに、お先真っ暗な感はあるよね、音楽だけじゃないけど」
MOMENT「最近、『悟り世代』という言葉を聞いて。『ゆとり』から、更に『悟り』。『もう日本に居られないかも...』って思って笑 『悟り』もいいけど、KOHHみたいな人はもっと出てきてほしいですよねー」

Cyder「具体的はどういう?」
MOMENT「全然日本っぽくないじゃないですか。根本的に、僕と遠い世界の人だし、怖い人だし。日本の常識に囚われてないっていうか」
Cyder「いっぱい刺青入ってるもんね...」
MOMENT「ちゃんと学校通ってて、『普通』と言われるような、社会化された人達からは出てこない言葉や考え方がある、っていう」
afro108「ヒップホップって、そもそもそういう音楽だしね」
Cyder「Jinmenusagiとかも、絶対に学校とかでうまくやるタイプじゃない笑」
afro108「あとは、GOMESSとかさ。Eテレで特集されるわけだから」

Cyder「『ろくでなし』、って言ったらアレだけど、社会ではあんまり日の目を見ないような人たちの言葉にスポットライトが当たるからこそ、ヒップホップは感動的だという...」
afro108「『これしかないんだ感』がすごいよね。勢いが違うし」
Cyder「そういう意味では、狐火をずっと推してるんだけど、僕の周りではイマイチウケない」

afro108「リアルが過ぎるっていう笑」
MOMENT「最近は、今のアルバムをプロデュースしてくれてる人から『日本語のラップは聞かないほうが良い』って言われて、半年くらい聞いてない」
afro108「影響されて引っ張られるからね」
Cyder「今は、韓国3割、US7割くらい?」
MOMENT「US9割、日韓0.5ずつ笑」
afro108「2014のUSは誰が良かったん?」
MOMENT「BIG K.R.I.T.と、J.Coleくらいですねー」
afro108「J.Coleは良かったなー」
MOMENT「でも結局、この二人もヘッズ向けですからね。あと、日本語ラップでは、SALUのCOMEDYと、KOHHかな」
Cyder「選外だと、僕はAKLOのBreak the recordsのremixが良いと思って。リリックは同じで、デリバリーだけで新しく聴かせるよ、っていう」
afro108「AKLOは、アイドル化すればいいと思うんだよ」

Cyder「アイドルになれますかねー」
afro108「え?なれるんちゃう。顔いいし」
MOMENT「アイドルを狙うか、素を出すか、って意味だと、Hey Money RemixのAKLOのVerseは、素がわかって意外でしたね。30代以上じゃないと分かんないような内容でやってて笑」
afro108「一応年齢不詳になってるけどね
Cyder「AKLOは、まだ出してないキャラいっぱいあるから笑 LIVEのMCとかで、『あれ、この人本当は、ちょっと面白い人なんじゃないかな...?』っていう。ところどころホツレが見える」
afro108「若干の天然感がね笑」
MOMENT「僕は、SALUとKOHHに、期待してます」
afro108「SALU君には」
Cyder「頑張って欲しい?笑

MOMENT「いや、頑張らなくていい笑 その周りの人には、頑張って欲しいですけどね。あの二人は、僕からすると、日本の常識に囚われてないと思うんです。二人がどこから来たか、ルーツはそれぞれ違うんですけどね。常識に囚われていない一方で、この二人が、『普通の人と違う人』と更に違うのは、普通の人の感覚も持ってるっていう。J.Coleが今回良かったのもそういうところだと思うんですよね」
afro108「みんなと違うけど、みんなが思ってることを言う」
MOMENT「そう。『貧乏なんて気にしない』っていうのもそれでしょ?」
afro108「『結局見た目より中身』とかもね。DJ KAZZMAが今年あれを何回言ってたかわかんない笑
MOMENT「そういう意味で、僕とJinmenusagi君は、将来的にあんまり...笑 Jinmenusagi君には悪いけど」
afro108「でも、俺はJinmenusagiの方が好きかな。売れる人と、アートを突き詰める人と、両方いると思う」
Cyder「確かに、SALUには共感込みの、『悟り世代代表』感がありますもんね。『このクソな社会に適合してどうなる』とかも。これから2人がどうなっていくか、楽しみだね。」
afro108「そうっすねー」



宣伝

afro108「ということで、MOMENTのアルバムの発売日いつだっけ?」
MOMENT「1/21です!」
Cyder「ということで、みんな買ってあげてください


2015年1月21日発売。GROW UP UNDERGROUND RECORDS 2000円。

「韓国在住時から母国語ではない日本語でラップをしたいという情熱から日本に移住を決意したMOMENTの初のCD作品。」

01. Hold Your Breath
02. Confession
03. Korean Language 101
04. SH! B@L NOM (Modafucka)
05. Limbo (T.M.B.T.M.B)
06. Waiting
07. Luthien feat. C.Muligan
08. ILLEAGLE feat. Young Yazzy, IPPey(BYG Daddy)
09. SH! B@L NOM Remix* feat. Jinmenusagi, SNEEEZE
10. 京都少女*

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2014 日本語ラップ年間ベスト•音楽駄話 前編「ベストの話」

2014/12/30、クソ忙しい年の瀬に、大学の先輩afro108氏
2014の日本語ラップもろもろについて駄話をしてきたので、
おヒマな時にお読みください(結構文量多いので)。
とても長いので、前編後編に分けて掲載します。


基本は、
①Best Albums、②Best Singles、③Best PV、④Best Punchline
を選ぶルールになってました。ところどころカットしてますが。

ちなみに、MOMENTの発言が少ないのは、
「日本語ラップあんまり聞いてないんですよ...」
ということみたいです笑


Cyder's Choice - Albums

Album 第3位 NORIKIYO - 如雨露

Cyder「では、まず僕から。まず第3位のNORIKIYOの如雨露なんですけど。今年は、動きの量・質においてNORIKIYOが飛び抜けていたと思うんですよね」
afro108「『雲と泥と手』よりもこっち?」
Cyder「そうっすねー。『花水木』が去年の12月、その次に『雲と泥と手』が8月に出て、間にメランコリック現代のremixを挟んで、これが出て。正直、『花水木』と『雲と泥と手』はあんまり... NORIKIYOだったらこれぐらいイケるだろ、という...」
afro108「まあまあ上から笑
Cyder「笑。だけど、『如雨露』は、ちょっと歌謡曲っぽいというか。もしかしたら、『ガラパゴス』と言われちゃうかもしれないんですけど、新鮮で良かった」
afro108「インタビューでも『ポップス』って書いてたしね」
Cyder「あとは、『何度でもやる』」
afro108「あれは、もう、サラリーマンソング笑」
Cyder「そう、それがすごいよかったんですよ。それだけでもう最高」



Album 第2位 Jinmenusagi - LXVE 業放草
Cyder「次の、2位はJinmenusagiの『LXVE 業放草』。Jinmenusagiの名前はちょいちょい聞いてたんだけど、全体で聞くことは今までなくて」
afro108「俺も、MOMENTのFightclubきっかけかな」
Cyder「どうしても、『ネットラップ出身の難しいラップする人』というイメージが強くて...」
afro108「思想強めの感じ」
Cyder「そう。それで、今回大きくフィーチャーされたきっかけで買って、ヤバイな、と笑」
afro108「構成がすごいよね。全体の流れが。『彼女といて、別れて〜』みたいな。」
Cyder「そうっすねー」
afro108「MOMENTとの曲も、Verseのみっていう笑」
Cyder「一番好きだったのは、最後の『The Sun Coming Up feat.Itto』。エモい」
afro108「エモいやつ好きやもんね」
Cyder「仕事で疲れてるんで、エモいやつ好きなんですよ。で、それが耳を引くんですけど、全体をちゃんと聞くと、『Go Kill 'em All』とかもヤバくて」
afro108「うん」
Cyder「若手のヒップホップの魅力的な切り口の一つとして、「シーンから正当なプロップスを得ていない」というフラストレーションの表現があると思うんですよ」
afro108「なんか、「Amebreakは取り上げない」とかも言ってたよね」
Cyder「『腐れオマンコ野郎ども』笑。彼の、並々ならぬ拗らせ具合というか。一回こっきりの切り口で、残酷だけど、『やっぱり良いなあ...』という」



Album 第1位 KOHH - Monochrome
Cyder「で、一位が、これしかないでしょ、という、KOHHの『Monochrome』」
afro108「これはもう、中毒だもんね、みんな」
Cyder「そうっすね」
afro108「RHYMESTERのR25の前座のBEST MIXみたいなやつでも、殆どみんなKOHH入れてた。『2ndから出す』ってやり方もすごいし」
Cyder「よくよく考えてみると、『2ndから出す』って、『お前の気持ちひとつじゃん!』ってのもあるんだけど笑」
afro108「『言い方』っていう笑」
Cyder「そういうプロモーションの仕方もあるんだな、っていうね」
afro108「曲もヤバイしね」
Cyder「2008年頃から、SEEDAが提唱したような『エモい』ヒップホップの流れがあって、歌詞に比喩を使ったり、みんなどんどん歌詞を難しくしていった中で、SHINGO☆西成的とも言える、『簡単な日本語』でシーンの真ん中にスッと入っていって」
afro108「俺はなー、そこがちょっと。別にラップにそこを求めてないっていうか。ダブルミーニングとかも欲しかった。クラブで聞いたら楽しいんだろうけどね」
Cyder「確かに。でも、シーンが1曲を消化するスピードがどんどん早くなってる中で、スッと出て行こうと思うと、このレベルのキャッチーさが要るのかな、と」




Cyder's Choice - Singles

Single 第3位 Kid Fresino - Last Single feat.campanella
Cyder「次は、シングル。第3位が、Kid Fresinoの『Last Single feat.campanella』」
afro108「ビートが良いよね」
Cyder「ビートに対するアプローチもフレッシュで。僕の聞いてる彼の曲の中では、『あぁ、そういう乗せ方もするんだ』っていう。それをど頭からやってきて」
afro108「やばいよね」
Cyder「多分にトラック力もあるんですけど笑 カッコイイな、という」




Single 第2位 Kダブシャイン - 物騒な発想 feat.宇多丸 + DELI
Cyder「第2位が、Kダブシャインの『物騒な発想 feat.宇多丸』」
afro108「胸が空くやつ」
Cyder「胸が空くやつ笑 本当は若手がやらなきゃいけないっていう気も...」
afro108「若手がやっても説得力がないっていうのもあるからね。例えばMOMENTもアルバムでやってるけど、大人が言う説得力ってあるから」
Cyder「あれをshow-kがやっても...っていう笑
afro108「本当に、俺、結構嫌いだけどね笑」
MOMENT「もう少し、大きくなって欲しいですけどね、彼には。ネトウヨ達の、希望になってほしい」
Cyder「いやぁ...ネトウヨも、そこまで希望がないわけではないんじゃないかな笑
MOMENT「show-k以外にも、他に希望のある人はいると笑」
afro108「なんかさー、中途半端じゃない?ウィットがないっていうか。事実をラップで並べられても「そうかもね...」ってなるだけで。面白くなるところがない」
Cyder「例えば、この曲の宇多さんのVerseでも、当然どこかに考え方の出典はあって、その引用だったりするんだろうけど、少なくともリスナーにとっては新鮮だと思うんですよね」
afro108「そうやね」
Cyder「反対に、それができないなら、できないなりに、シンプルにやれば、それこそKOHH的にスッと入る可能性はあるんだろうけど。show-kは、ネットで拾ってきたのようなのを直訳するから。まあ、ラップがうまければそれで良いのかもしれないけど」
afro108「んー、そうか?笑」
Cyder「あと、この曲もだけど、2014の影のスターはKダブシャインだ、っていうのはずっと言ってて」
afro108「テレタビーズのあのPVもね笑」


Cyder「もっと言うと、GRAND MASTERの「大物新アーティスト」は、KGDRで、Kダブシャインがサインするんじゃないかな、っていうのを、割と高い可能性で思ってて」
afro108「そんなことある?笑」
Cyder「あんだけ引っ張って...っていうのは思うんですよ。これで、OZROSAURUSとかだったら...
afro108「まぁ、普通やね笑」
Cyder「良いラッパーだけど...笑 『どっかで見たことあるな』ってのはあるから」
afro108「 FUTURE SHOCKに見えるね」
MOMENT「めっちゃ好きでしたけどね。日本語ラップ、当時それしか知らなかったですけど」


Single 第1位 haiiro de rossi - インディーズ

Cyder「で、第1位がhaiiro de rossiの『インディーズ』」
afro108「あ〜、haiiroね〜」
Cyder「僕は、haiiroが好きで、なんでシーンにこんな評価されてないんだろう、という」
afro108「『Mos Defありがとう』みたいな、尊敬するアーティストに対するリスペクトの出し方?ザワザワすんねんなー。TalibとMos Defの『Black Star』っぽい」
Cyder「haiiroは、ひとつのアルバムに、超ど級の『表現』が複数入るんですよ。詩人としての上手さ、というか」
afro108「パンチラインではなく、『表現』なんや」
Cyder「そう。前のアルバムには、『7years of love』って曲があって。元カノに対する曲なんですけど。haiiroと元カノの地元の新星堂には、haiiroのアルバムは卸されないと。でも、別れてからも、元カノはその新星堂から取寄せで注文してくれるから、『俺は、店別売上で君に会うんだ』、っていう」
MOMENT「あぁ〜!」
afro108「あぁ〜ってなる?笑」
Cyder「なりますよ!!『映画的だな』、って感動するんですよ」
afro108「なんかちょっとアザといなぁ笑」
Cyder「...嘘ですかね?笑」
afro108「MOMENTどうなん?ラッパー的にグッときた?」
MOMENT「ラッパー的っていうか、映画的にグッときたのかもしれないですね。90年代の映画みたいな」
Cyder「っていう、haiiro。良かったですねー。勿論forteも好きだし。ラッパーって、10年聴けるクラシックを1曲でも作れたら、天寿を全うできると思うんですよ。haiiroには、そういう曲がもう既にあるから。色んな人にとっての『俺の曲』があるから。すごい良いアーティストだと思うですよ。ちょっと曲の話から逸れちゃったけど。とにかく今回のアルバムでの『俺の曲』はこれ」



afro108's Choice - Albums

Album 第5位 SALU - COMEDY
 
afro108「じゃあ、次は俺。俺はAlbumはベスト5形式で。5位は、SALUの『COMEDY』。AKLOも出たけど、AKLOは、完璧すぎて...。SALUの方が、Good timeとか、Weekendとか良かった。あと、普段の自分のことを『パジャマ』で表現するという、気の狂い方?笑 それも面白いし、これから売れたらいいな〜っていう」
Cyder「SALU君には?
afro108「頑張って欲しい笑



Album第4位 QN - DQN忠臣蔵〜どっきゅんペチンス海物語〜

afro108「んで、4位はQN。これは俺の天邪鬼精神の塊で。2dcolvicsのランキング見ると結構入ってはいるけど、全然十分に評価されてない。『ほんまこの人、世の中のこと嫌いなんやろうな〜』っていう。そういうところに共感した。曲もすごい良くて」
Cyder「全然聞いてないっす、僕」
afro108「このアルバムは、『タイトルのつけ方何なん?』っていうとこなんだけど。CDショップで、レジ持ってく時すごい恥ずかしかった」



Album第2位 Aru-2 - Backward Decision for Kid Fresino
afro108「3位はAru-2。Last Singleもそうやけど、トラックが本当に良い」
MOMENT「この人、LAの人ですよね?日系アメリカ人で、っていう。(*)今回連絡とろうとしたんですけど、取れなかったんですよ」
Cyder「見てくれてるといいね、これ笑
afro108「元々ビートシーンで有名な人で。ラッパーは、変則的なビートにどうアプローチするか、っていう面白さもあるし。Kid Fresinoのフロー、ラップの良さが際立ってる。歌詞の意味はないけど...笑」
Cyder「タイム感もすごいですよね」
afro108「そう。意味がないのは好きじゃないんだけど。ONCE AGAIN以降かな、意味、エモさを重視する日本語ラップが増えてきた中で、俺らが最初にハマったNitro Microphone Undergroundとか、雷とか、『特に意味はないけど、なんかカッコイイ』みたいな」
Cyder「確かにそうっすね。『チャリンコラブホ』的な笑」
afro108「そうそう。そういう、『俺たちの昔の気持ちを取り戻させてくれた!』、という意味で笑 それが凄い若い連中がやるってのも面白いよね。jjjのアルバムも、Febbのアルバムも最高だったけど、敢えてこれかな」
 (*)違うらしいです笑 ごめんなさい!情報くれた人ありがとう!リサーチ不足が早まったな。来年はしっかり調べるぜ。でもAru-2氏がこれ読んでくれたみたいです!両方のファンとして期待大!



Album第2位 小林大吾 - 小数点花手鏡
afro108「で、2位が、小林大悟」
Cyder「これ、あんまり他のラインナップで見ないアルバムですよね。MOMENT知ってる?」
MOMENT「いや...知らないですね」
afro108「これは素晴らしいんですよ。半分ポエトリーリーディング。ラップと言っていいか微妙なラインなんだけど、トラックも自分で作ってて、ソウルのサンプリングとかしてるんだけど。何といっても、ストーリーテリングとしてのラップの可能性を見た。怪獣とヒーローがバトルする曲が凄い好き笑」
Cyder「へえ〜」
afro108「『如雨露』にも通じるけど、ストーリーの切売には限界があるから。ヒップホップってそもそも成立ちが、そういう、過去の瞬間を切売りする音楽である中で、敢えてフィクションをやるわけ」
Cyder「切売りの限界問題ってのはありますよね」
afro108「Jay-Zはずっとそれをやってるけどね」
Cyder「どんどんストーリーをインフレさせないといけないっていう。MOMENTともこの前そんな話したな」
afro108「日本人的には、こっちのほうが、J-Popの流れとか見ると、面白いんじゃないかって。『何で誰もこれをやって来なかったんだ?』とすら思う。これから増えてくるのかな?」



Album 第1位 NORIKIYO - 如雨露
afro108「で、1位はNORIKIYO。もう、1曲目で飛ばされた」
Cyder「『何度でもやる』笑」
afro108「そう笑 『来たーっ!』って。そっから、フィクション的な話もあるし、聴きづらも、ハードなのあり、ポップなのあり。疲れてる時に聞くと、『頑張ろう』ってなるね」
Cyder「NORIKIYOの今年だったら、『雲と泥と手』の『それでもこの場所に立つ』も捨て難い」
afro108「それ、俺らのパンチラインだったね笑」
Cyder「あれ、リリースが8月ぐらいだったんですけど。自分の仕事が、9月と3月が地獄で。その9月で、『何とか乗り切れそうだ』って時に、ガタっと成績が崩れて。『これヤバいな』って時期に、『それでもこの場所に立つ』を聞いて、奮い立たせて出勤した思い出が」
afro108「あと、東京の恵比寿のワンマンも良かったよね」
Cyder「僕は行けませんでしたけどね。仕事の都合で」
afro108「来ない意味がわからんけどね」
Cyder「アルバムの引換券で貰える未公開曲の獲得をafro108さんに託したんですけど、Twitterで『引換券忘れた』っていう書き込みを見て、恨みが...」

afro108「その話は、面白くないからもう、いいです」
Cyder「あ、すみません...」
afro108「まあ、まとめると、意味ないのも好きだし、意味あるならトコトン意味あってほしいっていう」




afro108's Choice - PV

Best PV  DJ PANASONIC feat. 誤 - 9 to 5
afro108「で、ベストPVはこれ。DJ PANASONIC」
Cyder「これ、今年でしたっけ?」
afro108「今年。アルバムは未チェックなんですけど。サラリーマンPVとして、5億点
Cyder「『仕事、5時に終わるかなあ』、っていうのはありますけどね」
afro108「これはもう、説明するのも野暮なんで。見てくれと」




afro108's Choice - Singles

Single 第3位 KOHH - 貧乏なんて気にしない
afro108「まぁ、Kohh。なんか入れとかなあかんなーと思って」
Cyder「今年これ入れないのは嘘になりますからね」
afro108「そうすね。入れました」



Single 第2位 KYN 田我流 - Walking
afro108「で、2位はKYNと田我流のWalking。これから7inchが出ると思います。これはもう、BEST PV...かな?笑
Cyder「趣旨めちゃくちゃじゃないですか笑」
afro108「これはもう、普通に曲がいいやろ?」



Single 第1位  PEKO - The boy flies in the midnight
afro108「ベストソングは、Peko君。俺が言いたいのは、『みんな、この"INDIE RAP"ってアルバムを買ってんのか?』ってこと。これ、東京で買おうと思ったら通販限定で。誤君に、久しぶりにSTOMPで会った時に、『あれ買いたいんすよね〜』って言ったら、持ってきてくれて。その場で本人から直接買った、っていういい体験もあって」
Cyder「へえ〜」
afro108「それで家帰って聞いて。『大阪のラップってやっぱ凄いなあ』と思ったら、最後の曲がこれで、『素晴らしい』と」
Cyder「Peko君のこの曲は、本当良かったですよね」
afro108「このアルバムは本当に聞いてほしい。チプルソ、BOIL RHYME、GEBO、WARAJIとか、関西って実は本当に多様な音楽あるのに、注目されてないのは気持ち悪い」




afro108's Choice - Punchline

Best Punchline D.O - 「メイクマニーの調子はどうだって話」
afro108「パンチラインは、『メイクマニーの調子はどうだって話』。映画も観たんですけど。映画はちょっと置いといて笑 これか、『家族にもさせとけ、逃げる用意』のどっちか笑。両方ともD.Oなんだけど。『いつ、そのセリフ言うんかな?』みたいな笑」
Cyder「怖い人フレーズが豊富ですよね」
afro108「漢とかもね。『みるみる痩せていく』とか笑」
Cyder「『俺が巻くのはポリスとガンジャだけだ』とか。ホラーギャグみたいな感じですよね」




DJ majiro's Choice

afro108「あ、後輩のmanjiroからも連絡来てます」
Cyder「読み上げていってくださいよ」
Album 第3位 Campanella - VIVID

Album 第2位 jjj - yacht club

Album 第1位 Febb - The Season
afro108「第3位が、Campanella『Vivid』、第2位が、jjj『yacht club』、第1位がFebb『The Season』」
Cyder「普通ですね
afro108「そうやね」
Cyder「まあ、あいつらしいというか」

Single 第3位 Kid Fresino - Last single feat.campanella


Single 第2位 jjj - go get 'em feat.MONJU

Single 第1位 BBH×MONJU - SPACE BROTHRS

afro108「で、Singleが、第3位Kid Fresino『Last single feat. campanella』」
Cyder「あ、被りましたね笑」
afro108「第2位が、jjj『go get' em feat. MONJU』」
Cyder「あ〜」
afro108「これ、良かったですね。で、第1位、BBH×MONJU『SPACE BROTHERS』」
Cyder「知らねえ...」

BEST PV KOHH - FUCK SWAG REMIX for iPhone

afro108「PVが、KOHHのFuck Swag Remixのfor iPhone」
Cyder「for iPhoneの方なんですね笑」
MOMENT「これ、LIVE映像のやつですよね」
afro108「これ、最高でしたね笑」

宣伝


Cyder「まあ、そのmanjiro本人の、2014日本語ラップBEST MIX、『Whereabout 2014』は、めちゃめちゃ良かったんで、オススメです」
afro108「ジャケが彼の大学時代の自室とか、なんで最後が『あの曲』なのかとか、ちょっとリテラシーの要求高すぎるけどね」
Cyder「ここで紹介した曲もたくさん聞けるんで、ぜひ」















2015年1月11日日曜日

百円の恋(1/5)

























すごく好きでした。

年末年始のドタバタ帰省の中、「明日から仕事始め」なる憂鬱を振り切るべく、
テアトル新宿で、夕方の会を観てきました。
会場はほぼ満員で熱気ムンムン。
この位の露出感の映画って、大阪ではそんなに混むイメージはないんですが、
そこはやっぱり東京なのかな、とかも思ったり。

ストーリーは、誤解を恐れずに言えば、平板な「負け犬たちが這い上がる」モノ。
それ以上でも以下でもないんですが、
数多の観客が叫ぶ通り、安藤サクラの演技がすごい。

「もらとりあむタマ子」よろしく(正確にはその数段ひどいんですが)、
ろくに仕事もせずにフラフラしてる30代女子の一子(安藤サクラ)。
離婚して出戻ってきた姉と大げんかして、永らく胡座をかいてきた
実家を飛び出したことをきっかけに、目を背けてきた現実がどっと襲ってくる。
その絶望の最中でボクシングに出会って、、、というストーリー。

彼女がボクシングに出会って徐々に変わっていく様が、
表情ひとつ、目つきひとつでありありとスクリーンから伝わってきて、
役者ってのはこういう人のことを言うんだな、と。

安藤サクラの演技の他には、
一子が実家を飛び出してから、彼女の前に立ち現れる「社会」の苦味が絶妙。
一子が働くコンビニの先輩店員のオッさんとか、
弁当の廃棄を主食にしているオバさんとか、
「マジッすか」しか言わない後輩店員とか、出てくる人みんな、普通じゃない。
多分にデフォルメはされてるんだけど、「でもどこかにはいそう」な感じ、
いい映画には必須。そういう意味で、完全なフィクションにはならないというか。

身も蓋もないことを言ってしまえば、彼女はボクシングで飯を食っていくことなんて
当然不可能なわけで(年齢もあるし)。
でも、もう今までの一子ではなくって、確実に成長した姿があるわけですよ。
サクセスストーリーで溜飲を下げるよりも、ずっと希望のあるラストだと思います。


年始から、おせちでたるんだ身体と心に喝を入れられる、
ストイックな映画でした。

2015年1月1日木曜日

2015

2015年になりました。

毎年、ささやかな目標を立てているのですが、
今年の目標は、

1.月一冊 小説以外の本を読む
2.TOEIC 900点突破

この2つにしました。この2つを達成できるように頑張ります。